備 考:
2025年の日本映画。北野武が Amazon Prime Video 配信用のオリジナル作品として制作したもの。ねずみと呼ばれる殺し屋の男が逮捕され釈放の見返りにヤクザ組織にスパイとして潜入させられるというもの。前半をシリアス、後半は同じ内容をコメディとして描くという変則的な作品。
タイトル: | Broken Rage |
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国: | 日本 |
公開年: | 2025年 |
視聴: | 2025-02-19 - Amazon Prime Video |
監督: | 北野武 |
脚本: | 北野武 |
出演: | ビートたけし / 浅野忠信 / 大森南朋 / 白竜 / 中村獅童 |
リンク: | allcinema |
2025年の日本映画。北野武が Amazon Prime Video 配信用のオリジナル作品として制作したもの。ねずみと呼ばれる殺し屋の男が逮捕され釈放の見返りにヤクザ組織にスパイとして潜入させられるというもの。前半をシリアス、後半は同じ内容をコメディとして描くという変則的な作品。
前半のシリアスパート、尺が短いということもあって展開はかなり早い。配信向けに意図的にそう編集したとのことだが結果、緊張感はかなり削がれているような印象を受ける。
あと、これは根本的な問題だけど、顔つきや姿勢などもはやどうみても老人にしか見えないたけしが殺し屋を演じるのはかなり無理がある。たけしの自己イメージと実像が乖離しているのではないかと思う。
後半のコメディパートは、94年の「みんな~やってるか!」の時点ですでにコメディ映画の才はないのが明らかだったので、今回もそれの再確認といった感じ。基本的に転ける・ぶつかる・かぶり物の3つしかネタがなく、その即物的なネタを昭和からずっと続けているのはある意味エラいのかもしれないが、それでは笑えるかというとまったく笑えない。