Note:
第2次大戦中、進軍してきた日本軍が持ち込んだ生物兵器によってゾンビ化した少年兵たちが卑劣な手段で自分たちを抹殺しようとする日本軍に復讐するという、ちょっと変わった趣向のゾンビ物。
ゾンビ化しても感情や記憶、知能は失われないという設定でゾンビ化した少年兵視点で物語が進むため多少のゴアシーンはあるもののホラーというよりゾンビ化した少年兵たちの悲劇に軸足を置いた作品。主人公とその兄の関係が本筋ではあるが群像劇要素が強いにもかかわらず、ゾンビ化すると見た目上のキャラの区別が付きにくく、もうちょっと少年兵たちのキャラ付けが欲しかったところ。
あと、劇中の日本人は日本語を喋るのだがその日本語がかなり片言なのが日本人には見ていてノイズになるのが残念。一般のタイの観客には気にならないんだろうけど・・・・・・ 物語やアイデアそのものは悪くないけれど、細かい作り込みが雑な部分が目立つのが残念。