Note:
オタク第1世代である筆者が、自身の経験をベースに60年代から70年代にかけての「アニメ」や「特撮」がまだ「テレビまんが」として一括りにされていた時代を振り返り、「アニメ史」や「特撮史」といったジャンル限定の視点では見落とされてしまいがちな、アニメも特撮もない交ぜの状況から生まれてきたサブカルチャーを「空想映像文化」として捉え直そうという試み。
これはもう、実際にリアルタイムで体験してきた世代にしか書けない内容。
表紙は安彦良和による描き下ろしの「宇宙戦艦ヤマト」
タイトル: | 空想映像文化論 |
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出版種別: | 書籍 |
作者: | 氷川竜介 |
出版社: | KADOKAWA |
発行日: | 2025-03-12 |
購入日: | 2025-03-12 |
読了日: | 2025-03-16 |
管理番号: |
オタク第1世代である筆者が、自身の経験をベースに60年代から70年代にかけての「アニメ」や「特撮」がまだ「テレビまんが」として一括りにされていた時代を振り返り、「アニメ史」や「特撮史」といったジャンル限定の視点では見落とされてしまいがちな、アニメも特撮もない交ぜの状況から生まれてきたサブカルチャーを「空想映像文化」として捉え直そうという試み。
これはもう、実際にリアルタイムで体験してきた世代にしか書けない内容。
表紙は安彦良和による描き下ろしの「宇宙戦艦ヤマト」
序章 「アニメと特撮」の分断を越える「空想映像文化」
第1部 「テレビまんが」の定義と誕生前夜
第1章「テレビまんが」とは何か?
第2章「特撮文化」と「怪獣ブーム」
第3章 昭和の歩みと「テレビまんが」誕生前夜
第2部 60年代と第1次怪獣ブーム
第4章「テレビまんが」とキャラクタービジネス
第5章 2人の“神様”と「第1次怪獣ブーム」
第6章「第2次怪獣ブーム」の前史『サイボーグ009』
第3部 70年代前半と第2次怪獣ブーム
第7章 1970年前後に起きた映像業界の大転換
第8章「等身大変身ブーム」の時代
第9章「テレビランド」の誕生とメディアの変化
第10章「ロボットアニメブーム」の萌芽
第4部 ロボットアニメブームから『ヤマト』誕生、そして第3次怪獣ブームへ
第11章 ロボットアニメブームの正体
第12章 出版が価値を創出した「第3次怪獣ブーム」
第13章「第3次怪獣ブーム」の限界点
第14章「ヤマト世代」のクリエイターたちの時代
終章 「空想映像文化」の未来に向けて
あとがきと謝辞