初出 「世界の魔窟から第一回1日下三蔵邸・書庫編」(「本の雑誌」二〇〇八年七月号) 「世界の魔窟から第二回1日下三蔵邸・自宅編」(「本の雑誌」二〇〇八年八月号) 「特集本を処分する100の方法!おじさん三人組 日下三蔵邸に行く!」(「本の雑誌」二〇一五年三月号) 「断捨離血風録」(「本の雑誌」二〇二一年十一月号~二〇二四年十一月号、二〇二三年九月号は休載)
タイトル: | 断捨離血風録 |
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出版種別: | 書籍 |
作者: | 日下三蔵 |
出版社: | 本の雑誌社 |
発行日: | 2025-05-27 |
購入日: | 2025-05-22 |
読了日: | 2025-05-28 |
管理番号: |
初出 「世界の魔窟から第一回1日下三蔵邸・書庫編」(「本の雑誌」二〇〇八年七月号) 「世界の魔窟から第二回1日下三蔵邸・自宅編」(「本の雑誌」二〇〇八年八月号) 「特集本を処分する100の方法!おじさん三人組 日下三蔵邸に行く!」(「本の雑誌」二〇一五年三月号) 「断捨離血風録」(「本の雑誌」二〇二一年十一月号~二〇二四年十一月号、二〇二三年九月号は休載)
評論家、アンソロジストの日下三蔵が、一軒家の自宅(親と同居)と書庫代わりに利用しているマンションにため込んだ10万冊を超える蔵書を家族や古書店などの協力で3年がかりで整理(内2万5千冊は処分)した記録で、「本の雑誌」の連載をまとめたもの。
まさに魔窟としかいいようがない、足の踏み場もない本の山が徐々に整理されていくさまはエントロピー減少の快感があるがなんか勿体ない気もする。なんか京極夏彦邸にような図書館のように整理整頓された書庫より、本棚に収まらない本が床に積まれて生活もままならないみたいな方が夢があって良い。
でも、本を床に積んでると湿気でやられたり、紙魚やゴキブリが湧いたりして大変なんだよなぁ。日下家ではゴキブリ対策とかどうしてたんだろう?
あと、老齢れあろう母親を手伝わせすぎ。精々いたわってあげてほしい。
日下邸間取り図
はじめに
エピソード0 本編を始める前に
0-01【日下三蔵邸・書庫(マンション編)】横須賀市在住・日下三蔵四十歳が本で車を壊したというのは本当か⁉
0-02【日下三蔵邸・自宅編】ミステリ書評家が原稿を執筆する姿勢を問われる時!の巻
0-03 おじさん三人組 日下三蔵邸に行く!
断捨離血風録
01 本に埋もれた家
02 借家の冒険
03 火の7日間
04 和室への遠い道
05 本命
06 和室を空にするまで
07 書庫の奥の奥
08 いつも納戸でも
09 箪笥
10 コミック雑誌なんか......
11 木々対宇陀児の決闘
12 長女のひな人形
13 冷蔵庫より愛をこめて
14 第四の蔵
15 寝室には壁がある
16 蔵を開く
17 蔵の中
18 幻影の蔵
19 マンガの密林
20 台所の方程式
21 蔵の中へ
22 本音を述べるす、元気を述べるす
23 病院の怪事件
24 怪談厠鬼
25 おすすめ文庫王国
26 本棚交換ゲーム
27 カラーボックスなんか怖くない
28 カラーボックスが多すぎる
29 カラーボックスに乾杯
30 移動殺人事件
31 漂う別宅
32 さらば別宅
33 狂気山脈
34 そして扉が外された
35 温泉宿
36 果しなき断捨離の果に
「断捨離血風録」お疲れ様座談会 2万冊超を片付けて(参加者:日下三蔵、小野純一、小山力也)
日下三蔵 蔵書年表
あとがき
索引