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  • MSX BASICでゲームを作ろう 懐かしくて新しいMSXで大人になった今ならわかる

    MSX上で動くBASICによるゲームプログラミングの入門書。

    2025年現在、MSX上で動作するゲームを自分でプログラムするというニーズはかなりニッチなものだと思うが良く書籍化したものと感心する。 X68000Zや、MSX0、PasocomMini PC-8801mkIISR なんかの影響だろうか?

    内容はどういうユーザー層に向けたものかやや中途半端な印象で、完全に初心者向けにもうちょっとリファレンス的な要素を丁寧に解説するか、ある程度素養のある人むけにサンプルのゲームをもう少し作り込んだものにするか、どちらかに振り切った構成の方が良かったのではないかと思う。

    特に、サウンド廻りの記述とかちょっとちょっとあの内容ならいっそのこと効果音に関してはオミットした方が良かったのではないかと・・・

    はじめに

    第1章 MSXとは
     MSXの概要
     MSXのエミュレーター
     MSXPLAYerの使い方
     MSX0 Stack
     MSX0 Stackの使い方
     以前販売されていたMSX実機を利用する

    第2章 MSX-BASICをはじめよう
     BASICとは
     まずは簡単なプログラムから
     MSXの基本操作
     変数とは
     BASICの基本命令・構文

    第3章 ブロックくずし
     テキストベースのブロック崩し
     しくみを考える
     ラケットの表示と移動
     ボールの表示と移動
     ラケットとボールの当たり判定
     残機とスコアの表示
     ブロックの表示と当たり判定

    第4章 シューティング
     スプライトを使ったシューティング
     しくみを考える
     スプライトについて
     自機の処理
     敵の処理
     撃墜とゲームオーバー処理
     効果音をつける

    第5章 アクション
     PCGを使ったアクション
     スプライト定義
     壁等のグラフィック定義
     足場の処理
     プレイヤーの処理
     残機の管理とゲームオーバー処理

    第6章 タイピング
     MSXでは珍しいタイピングゲーム
     課題文字列をまとめる
     キーボード入力の処理
     その他の処理

    第7章 アドベンチャー
     謎解きアドベンチャー
     図形を描く
     画面を作成する
     コマンド入力を実装する
     各コマンドでフラグを管理する

    第8章 RPGのバトル画面
     コマンド選択式バトル
     ゲーム画面を作成する
     メインループを作成する
     勇者のコマンドを実装する
     ドラゴンの行動を実装する

    付録A VRAMアクセス
     使用できる色の制限
     VRAMとは
     SCREEN 1で文字の形・色を変える
     SCREEN 1.5の使い方
     画面の読み取りと当たり判定

    付録B MSXのドキュメント
     アカシックライブラリー
     国立国会図書館デジタルコレクション

    付録C 便利なツール類
     BACON
     MSX Floppy Disk Manager
     MSX VIEWer
     MSX FILE LAUNCHER 2
     TinySprite

    付録D BASIC命令まとめ
     BASIC命令まとめ

    著者プロフィール