ofellabuta

  • 最近買った本
  • 最近読んだ本
  • 最近観た映画
  • バックエンドエンジニアを目指す人のためのRust

    文法や標準ライブラリの解説ではなく、章ごとに設けられたデータ構造やIOといった基本から、自作や外部ライブラリの利用、テストや並列処理といったテーマを、小さいながらも実際に機能するプログラムの開発を通じて学習するというスタイル。

    小規模な開発ではあまり使われないであろう機能などは割愛されているし、Rsutでの鬼門ともいえる所有やライフラインの話はさわり程度。逆にいえば、この本で解説されているレベルのプログラムにおいて、それらのことが問題になることは少ないということなのだろう。

    入門書として最初の一冊としてはどうかと思うが、基本的な文法書を読んだあとの2冊目として、実際にコードを書き始めるにあたってのガイドブックとして良く出来た内容。

    ただ、最終章のエンジニアの採用面接に関する章は必要なのだろうか?

    第1章 Rust はどういうところで使われているのか?
    第2章 Rust のプログラムを動かせるようになろう[Hello, World]
    第3章 インタラクティブなプログラムを作れるようになろう[計算クイズ]
    第4章 さまざまなデータ構造を扱えるようになろう[ポーカーゲーム]
    第5章 関数とメソッドを扱えるようになろう[メモリ機能付き電卓]
    第6章 ファイル入出力のあるコマンドラインツールを作れるようになろう[家計簿プログラム]
    第7章 自作ライブラリを公開できるようになろう[本棚ツール]
    第8章 単体テストを書けるようになろう[勉強会カレンダーツール]
    第9章 エラーハンドリングを扱えるようになろう[勉強会カレンダーツール]
    第10章 かんたんなWebアプリを作れるようになろう[TODOアプリ]
    第11章 自作Webアプリを公開しよう[TODOアプリの公開]
    第12章 並列処理を扱えるようになろう[画像処理ツール]
    第13章 バックエンドエンジニアになろう[採用面接]