Note:
1990年代から2020年代にいたる現代日本ホラー小説から厳選した100冊を紹介したブックガイド。
ホラー小説はほとんど読まないので、紹介されている100冊の内、読んだことがあるのは鈴木光司の「リング」、中島らも「ガダラの豚」、竹本健治「閉じ箱」、貴志祐介「黒い家」、岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」、平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」、森見登美彦「きつねのはなし」のみ。 小野不由美の「残穢」とか澤村伊智の「ぼぎわんが、来る」あたりぐらいは読んでおきたいと思ったしだい。
ちょっと気になったのは、田辺青蛙の「生き屏風」という作品。「皐月はいつも馬の首の中で眠っている」「そして朝になると、馬の首から這い出て目をこすりながら、あたかも人が蒲団を直すかのように、血塗れで地面に落ちている馬の首を再び繋ぐ」というような描写があるらしい。どういう状況?!
基本、本の粗筋と解説を集めたブックガイドだが、巻末の「現代ホラーの新しい波」という評論は90年代以降の日本のホラー小説についての概説となっていて流れを掴むのにちょうど良い。