Note:
Kindle Unlimited で読んだ。
探偵上苙丞が主人公の「その可能性はすでに考えた」シリーズ2作目。
上苙丞とその弟子の少年探偵八ツ星聯が次々と推理の穴をつき否定していくスタイルはそのまま、さらにいろいろ仕掛けを盛り込んだ作品。
面白かったけど、ラストの結末が納得いかない。
上苙の勝利条件は全ての可能性を否定することにあるのだから、結末で真相が明らかになる必要はなく、ただ否定しきれない可能性が示されれば良いだけで、実際、前作で最後に提示されたのもあくまでも可能性で真実かどうかは定かではなかった訳で、今回、最後に反抗の共犯者が名乗り出てくることで真相は明らかになったけれど、結果的に事件としては矮小化される結果になってしまっている。このシリーズとしては上苙をもってしても否定しきれない可能性があるため「奇蹟」であったかどうかは確定できない。というトコロに落とすのが良いのではないかと思うんだよなぁ。