備 考:
初出「本の窓」(小学館)連載2011年5月号~2016年6月号
単行本『60年代ポップ少年』 2016年10月 小学館刊
初出「本の窓」(小学館)連載2011年5月号~2016年6月号
単行本『60年代ポップ少年』 2016年10月 小学館刊
元、アリス出版で自販機本「劇画アリス」の編集長でその後テレビのコメンテーターなんかしてる亀和田武の60年代回想エッセイ。
大した思想も理想もなく、時流にのって面白そうだからと学生運動に身を投じ何となく止めていく感じは、当時、学生運動をしていた若者の多数派の姿なのかな。
高校生がバイトもせず毎日のようにジャズ喫茶に通い、2浪して学費のかかる私大の成蹊大学に何とか入学したものの学生運動でバリケート張って籠城したり、そば屋も値上げに対して反対デモしたりする姿は、今時の若者からすれば恵まれてるなとしか思われないだろう。
しかし、半世紀たった現在において未だに、メジャーに迎合しない、ビートルズを認めない俺格好良い、精々機動隊に投石したり、茶番の内ゲバごっこ程度で過激派気取りといった感性から抜け出てないところが本当にダサい。「劇画アリス」の編集長だった人物ということで買って読んではみたけれど、こんなにつまらない人物だったとは・・・
アリス出版時代の話は文庫版書き下ろしの「ポップ少年のその後 — 文庫版あとがきに代えて 」で少し触れられているのみ。
最後まで読んでも何がポップ少年なのか全く判らなかった。
60年代ポップ少年
あとがき
ポップ少年のその後 — 文庫版あとがきに代えて
解説