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  • リミナルスペース 新しい恐怖の美学

    「The Backrooms」や最近だと「8番出口」などで注目されたインターネット美学の一つリミナルスペースについての本。

    リミナルスペースとは謂わば建築空間における「不気味の谷」のようなもので、駅や通路といった日常空間がある瞬間に無人化するなどにより、見慣れた光景であるにも関わらず不安や恐怖を感じてしまうようなイメージのこと。

    この本では、近年のインターネットミームとして消費されているものに留まらず、リミナル的な図像を集めて「リミナルスペース」とは何かということを読み解いていく。多数の図版を収録しており「リミナルスペース」の図録としても愉しめるつくるだが、テキストの方もなかなかのボリュームでこの手のつくりの本としてはかなり読み応えのある内容。

    序文

    第1章 恐怖への扉
     通過
     恐怖の空間
     不気味なもの
     インターネット上で

    第2章 リミナルスペースの美学
     サブリミナルなメランコリー
     不在の昇華
     覚醒した夢想
     平和な黙示録

    第3章 拡張世界へ
     仮想空間での怪談
     変容
     紙葉の家
     画面の外

    第4章 新たな視点
     出現  派生作品
     過去の再構築
     始まり