Note:
アナキズムの研究者で大杉栄や伊藤野枝の評伝などでも知られる栗原康の「はたらかないで、たらふく食べたい」を読了。著者らしい語り口のエッセイ。
言ってることは無茶苦茶で、アナキズムというより駄々っ子の暴言のようだが、同時に自由とは斯様であるべきとも思う。「自由とは何をやってもよいということではない」的な優等生的な言説には自分も辟易する。
人間全員が大杉栄だったらあっというまに人類絶滅だとは思うが、大杉栄のような人間を許容できない社会もまたつまらない。素朴なアナキズムが現代社会に通用するとは思えないが、現代のアナキストがどのような考えでいるのか知りたい。
