Note:
人間が繁殖するためには、男女が違いに結合してプラトンの人間球体説のような「結合人間」にならなければならないという進化を遂げた世界を舞台にしたミステリ。
結合時に一定の確率で発生する突然変異により嘘をつくことができないオネストマンと呼ばれる7人が集められた孤島で発生した密室殺人事件に巻き込まれるというクローズドサークル物。
本作が著者の長編2作目だが、常軌を逸した特殊設定に目を引かれるが、本質はゴリゴリの本格で特殊設定そのものがトリックと不可分かつ、提示されては即覆される多重解決の連鎖という白井智之のスタイルは確立してる。(デビュー作である「人間の顔は食べづらい」はまだ未読だがこれからしてそうなんだろうか?)
