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  • 新 解きたくなる数学

    佐藤雅彦らによる数学の本の2冊目。

    佐藤曰く intriguing な数学の問題25問が取り上げられている。
    小学生でも解けそうな、そして実際に問題を解くための考え方を理解できれば小学生でも解ける問題で、数学的な考え方を判り易く解説している。

    図版や写真を使用し余計なテキストを廃し、シンプルに問題とその解答と解説のみという構成が良い。数学の面白さは「問い」と「解」にあるということをシンプルに示している。いかにも佐藤雅彦という感じ。

    問1 狂ったはかり
     問2 みかんの山分け
     問3 握手の数

    第1章 ふたつに分けると 見えてくる――二値化
     問4 9人の子供
     問5 ねずみとチーズ

    第2章 割ったり かけたり 足りなくなったり――倍数と約数
     問6 汚れた領収証
     問7 2026は、どの指?
     問8 1列足りない角砂糖

    第3章 点と線で表すと 分かることがある――グラフ
     問9 ミラノからべイルートに行けるか
     問10 キチント村の道
     問11 トンチキ村の植樹計画

    第4章 相手ができることは 自分にもできる――対称性
     問12 マンホールの穴
     問13 チョコレートの分割
     問14 丸いテープルとコイン

    第5章 空間に潜む論理――幾何
     問15 かじりかけのビスケット
     問16 大小の正三角形
     問17 3本のビン  

    第6章 問題の中に 鳩と 鳩の巣を 見出せるか――鳩の巣原理
     問18 4枚の硬貨
     問19 十二支の新年会

    第7章 全体から考える――総和という情報
     問20 5つのスイカ
     問21 3枚のカードの和

    第8章 どこにあるかは分からなくとも どこかにあることは分かる――存在定理
     問22 新幹線の下りと上り
     問23 地球の裏側の気温

    第9章 解く喜び ここにあり――修了問題
     問24 6足のくつ
     問25 ナイトの道

     あとがき