備 考:
第20回「このミステリーがすごい!」文庫グランプリ受賞作で、著者鴨崎暖炉のデビュー作。

| タイトル: | 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック |
|---|---|
| 出版種別: | 書籍 |
| 作者: | 鴨崎暖炉 |
| 解説: | 瀧井朝世 |
| 出版社: | 宝島社(宝島社文庫) |
| 発行日: | 2022-02-04 |
| 購入日: | |
| 読了日: | 2025-12-14 |
| 管理番号: |
第20回「このミステリーがすごい!」文庫グランプリ受賞作で、著者鴨崎暖炉のデビュー作。
日本初の密室殺人事件の裁判で密室の謎が解明されなかったため容疑者が無罪になったため、以降、密室殺人事件が頻発するようになった日本が舞台という特殊設定ミステリ。
物語は下界から閉ざされた密室に関する因縁のあるホテルの宿泊客が次々に殺されるというクローズドサークル物かつその殺人現場がすべて密室というもの。
連続密室殺人事件という設定は面白いしミステリ的な部分は楽しい作品だけど、主人公らがホテルに行く理由が「イエティを探しにいく」とかいう設定とか、密村が同じホテルに宿泊している訳とかドラマ部分でいろいろ引っかかるにが気になるところ。
別に変な設定とかいれなくとも、普通の世界、普通の登場人物でも十二分に成立するミステリなのになぁ・・・
Prologue 日本で初めて密室殺人が起きてから三年が経った
第1章 密室時代
回想1 三年前・十二月
第2章 密室トリックの論理的解明
回想2 三年前・十二月
第3章 二重密室
第4章 密室の氷解
回想3 一年前・七月
第5章 真の意味で完全なる密室
回想4 四年前・四月
第6章 密室の崩壊
幕間 密室という名の免罪符
Epilogue 日本で初めて密室殺人が起きてから三年と一ヶ月が経った
第20回『このミステリーがすごい!』大賞選考結果
解説 瀧井朝世