ofellabuta

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    阿津川辰海のデビュー作。

    探偵のよる操作が公的に認められている世界、数々の事件を解決してきた名探偵阿久津透が証拠の捏造や事件の隠蔽を行ったという嫌疑で弾劾裁判を賭けられるという物語に、事件の被害者が霊となり別人に転生するという特殊設定が絡んでくるという内容。

    死者が転成するという特殊設定の使い方、メインとなる十五年前の事件やそのトリックなども見事だけど、発端となるFOG事件や他の事件の阿久津の行動はやはりあまり褒められるものじゃないし、15年前の阿久津の行動とその後の活動があまり繋がってないような印象を受けるのがちょっと残念なところ。

    プロローグ 第一章 春にして君を離れ
    第二章 幽霊はまだ眠れない
    第三章 災厄の町
    第四章 生ける屍の死
    第五章 再会、そして逆転1 - 一日目 -
    第六章 トライアル&エラー - 二日目法廷 -
    第七章 斜め屋敷の犯罪 - 二日目 -
    第八章 鍵孔のない扉 - 三日目探偵 -
    第九章 法廷外裁判 - 三日目法廷 前半 -
    第十章 死者はよみがえる - 三日目法廷 後半 - エピローグ

    順番 タイトル 著者 説明 ページ数
    1 名探偵は嘘をつかない 阿津川辰海