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  • カーニハンのUNIX回顧録

    K&RのKの方(といっても最近の若者に通じるか怪しい気もするが)である、ブライアン・カーニハンによるUNIX開発の回顧録。
    UNIX開発の経緯は半ば伝説と化していて、おおよその経緯はソフトウェアエンジニアにはほぼ周知の事実といってよく、実際にこのカーニハンの回顧録を読んでも目新しい話題というのは殆どない。しかし、実際に当時ベル研でケン・トンプソンやデニス・リッチーらが開発しているすぐ隣で直接見聞きしていたブライアン・カーニハンの実体験として語られるそれは別格といってよい。 80年代以降、UNIXの商業化が進んで以降の話は教科書的な記述になってしまうのは仕方ないが、それであればPlan9や、GOの話が読みたかったかな。

    まえがき

    第1章 ベル研究所
    1.1 ベル研究所での物理学研究
    1.2 通信とコンピュータサイエンス
    1.3 BWK at BTL――ベル研究所のB.W.カーニハン
    1.4 オフィススペース
    1.5 137→127→1127→11276

    第2章 最初のUNIX(1969年)
    2.1 ちょっとした技術的背景
    2.2 CTSSとMultics
    2.3 Unixの起源
    2.4 名前など何だというの?
    2.5 略歴:ケン・トンプソン

    第3章 第1版(1971年)
    3.1 特許出願のためのUnix
    3.2 Unixの部屋
    3.3 Unixプログラマーズマニュアル
    3.4 メモリについて一言
    3.5 略歴:デニス・リッチー

    第4章 第6版(1975年)
    4.1 ファイルシステム
    4.2 システムコール
    4.3 シェル
    4.4 パイプ
    4.5 Grep
    4.6 正規表現
    4.7 Cプログラミング言語
    4.8 ソフトウェアツールとRatfor
    4.9 略歴:ダグ・マキロイ

    第5章 第7版(1976年~1979年)
    5.1 ボーンシェル
    5.2 Yacc,Lex,Make
    5.3 文書処理
    5.4 SedとAwk
    5.5 他の言語たち
    5.6 その他の貢献

    第6章 研究の先へ
    6.1 プログラマーズワークベンチ
    6.2 大学ライセンス
    6.3 ユーザグループとUsenix
    6.4 ジョン・ライオンズの注釈書
    6.5 移植性

    第7章 商業化
    7.1 分割
    7.2 USLとSVR4
    7.3 UNIX™
    7.4 広報活動

    第8章 子孫たち
    8.1 バークレー・ソフトウェア・ディストリビューション
    8.2 Unix戦争
    8.3 MinixとLinux
    8.4 Plan 9
    8.5 ディアスポラ――故郷からの離散

    第9章 遺産
    9.1 技術
    9.2 組織
    9.3 顕彰
    9.4 歴史は繰り返すだろうか?

    情報源
    訳者あとがき
    索引