ofellabuta

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    戦後、ミステリ出版に貢献した編集者へのインタビュー集。
    いろいろ面白しエピソードが語られているが、複数の編集者が鮎川哲也がその偏屈ぶりを語っているのが印象的。曰く、他所の家を訪ねても玄関から先には上がらないとか、取材先で食事を振る舞われても決して食べることはないとか・・・

    あと、松本清張が駆け出しの頃、当時「キング」の編集長だった原田裕が丹羽文雄の家に年始の挨拶に行くついでに松本清張の家を訪ねたら、「キング」の編集長がわざわざ自宅まで挨拶に来たと泣いて喜んだという話が、晩年の松本清張の姿からは想像できず微笑ましいなぁ。

    編集生活六十年(東都書房・原田裕)
    乱歩編集『宝石』を支えた男(宝石社・大坪直行)
    『新青年』から『マンハント』へ(久保書店・中田雅久)
    大ロマン復活の仕掛人(桃源社・八木昇)
    “もう一人の島崎博”が欲しかった(幻影城・島崎博)
    梶山季之から船戸与一・志水辰夫、そして“大衆文学館”(講談社・白川充)
    “新潮ミステリー倶楽部”船戸与一『蝦夷地別件』に残された指紋の謎(新潮社・佐藤誠一郎)
    『ジャーロ』と呼ばれた男(光文社・北村一男)
    まくら詞「北方さんの」からの脱却(集英社・山田裕樹)
    本当は恐ろしい日本ホラー小説大賞(角川書店・宍戸健司)
    生涯一東京創元社(東京創元社・戸川安宣)
    『ミステリマガジン』最長期政権の陰で(早川書房・染田屋茂)
    歩く編集室の遍歴(国書刊行会・藤原義也)
    鼎談 われらが「ミステリ編集者」の時代―国田昌子×山田裕樹×新保博久