ofellabuta

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    雪に閉ざされた屋敷で起こった密室殺人事件という典型的なクローズドサークル物として始まるも、次の登場人物の一人が突如悪魔憑きになるあたりで普通のミステリではないと気付く。

    麻耶雄嵩の「夏と冬の奏鳴曲」や、竹本健治の「匣の中の失楽」、乾くるみの「匣の中」あたりを想起させる異常ミステリな展開を見せるがマサカのオチは本作の指向がこれらの作品ではなく、作中でも触れられているように乱歩の初期作や夢野久作や小栗虫太郎といった戦前の変格物にあるということなのか。