はじめに
第1章 《ビデオ》
〇なぜ「呪いのビデオ」はレンタルビデオだったのか/『邪願霊』(1988)
〇「ビデオ」がもたらした若手の躍進/『ほんとにあった怖い話』(1991~)
〇レンタルビデオをめぐる欲望、そして反撃/映画『リング』(1998)
〇 「ビデオについてのビデオ」への変異/『ミステリー体験ゾーン 本当にあった怖い話』(1992/1999)
〇定番化する「ビデオ」と「貞子」/『リング』シリーズ
〇呪われ続けて、二十五年/『ほんとにあった!呪いのビデオ』(1999~)
第2章 《家》
〇ヒットの裏にひそむもの/映画『変な家』(2024)
〇大人の知らない団地/映画『仄暗い水の底から』(2002)
〇脱・団地化する団地ホラー/『クロユリ団地』(2013)
〇土地に染みつく穢れ/映画『残穢-住んではいけない部屋-』(2016)
〇主役はキャラではなく、家/『呪怨』シリーズ(2000~)
第3章 《女性》
〇「男性」をめぐる争い/『ミンナのウタ』『あのコはだぁれ?』(2023/2024)
〇「映画」の恐怖の象徴としての「女性幽霊」/『女優霊』(1996)
〇美少女の「スターイメージ」と怪物性/『死国』(1999)
〇美しさへの執念/映画『おろち』(2008)
〇見世物としての「顔」/『新釈四谷怪談』(1949)ほか
〇「永遠にかわいい」ことの怖さ/映画『富江』(1999)
〇女の子同士の「おまじない」が「呪い」になる/『劇場版 零 ゼロ』(2014)
〇女性たちの悲劇の痕跡をたどるYouTuber/『オウマガトキFILM』(2020~)
第4章 《都市伝説》
〇恐怖の伝播と保存/『事故物件 恐い間取り』(2020)
〇Jホラーの立役者たちの実験的挑戦/『学校の怪談』(1994~)
〇異世界との接続回路としてのインターネット/『回路』(2001)
〇「説明不可能」との邂逅/『怪談新耳袋』(2003~)
〇ケータイがつなぐ女性の痛みと呪いの物語/『着信アリ』(2004)
〇「因習村」の虚実/「恐怖の村」シリーズ(2020~)
〇共同構築、複製、「魔改造」/「ネット都市伝説」三部作(2020~)
第5章 《フェイクドキュメンタリー》
〇「フェイクを全力で楽しむ文化」の濫觴/『放送禁止』(2003)
〇暗澹たるノスタルジー/『TXQ FICTION』(2024~)
〇考察との距離感/『フェイクドキュメンタリー「Q」』(2021~)
〇「キャラクター」がもたらす暴力と快楽/『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』(2012~)
〇新たなブームの出発点、かつ最前線/映画『近畿地方のある場所について』(2025)
あとがき
注
索引