「死霊のえじき」 ジョージ・A・ロメロ 1985 アメリカ
U-NEXTでHDニューマスター版の配信が始まったので、久しぶりに1985年のアメリカ映画「死霊のえじき」(原題:DAY OF THE DEAD)を観た。
ジョージ・A・ロメロによる初期ゾンビ3部作の3作目。ゾンビに支配された世界で地下にある軍事施設に生き残った僅かな科学者と軍人たちのサバイバルを描いたもので、ゾンビ・ポストアポカリプス物の嚆矢となる作品。
前作「ゾンビ」のゾンビをモンスター映画としてではなく、デザスター映画のような危機的な状況として描くという路線をさらに一歩進めたものといえる。
物語の主軸は閉鎖空間における軍人と科学者間の対立にあって、ゾンビの存在は単なる舞台装置みたいな扱いになっている点と、ストーリーがやや単調なのは不服だが、トム・サビーニによる前作よりも増したゴア描写や、知性を持ったゾンビ「ボブ」などゾンビについて科学的?な説明を試みているのは良いところ。
「死霊のえじき」(原題:DAY OF THE DEAD)
1985年 アメリカ
監督:ジョージ・A・ロメロ
脚本:ジョージ・A・ロメロ
出演:ロリ・カーディル / テリー・アレクサンダー / ジョセフ・ピラトー
視聴:2024年10月18日 U-NEXTで視聴