「週刊少年マガジン」2024年 No.26 より連載が始まった大暮維人の新作「灰仭巫覡」に御陵(みさざき)様と呼ばれる結合双生児らしき人物が出てくる。 上左図がそれで一つの身体に二つの頭部があってそれぞれナツとフユと呼ばれて独立した人格を持つ。1話の段階では神を下ろす巫女のような役割をになっていて 重要そうな登場人物であることは間違いなさそうだけど、詳細は不明で結合双生児(のように見える)ということに何らかの意味や理由があるのかは不明です。
一般的に結合双生児というとイメージしやすいのは、結合双生児の代名詞ともいえる「シャムの双子」の由来となったチャン&エン・ブンカー兄弟や、 トッド・ブラウニングの映画「フリークス」にも登場したヒルトン姉妹など腰の辺りで結合してるケースだろうか。江戸川乱歩の「孤島の鬼」に 出てくる人為的につくられた結合双生児の秀ちゃんと吉ちゃんも腰の辺りで縫合されていたような記憶がある。
僕が御陵様の姿を見てまっさきに連想したのは、アメリカの結合双生児のアビゲイルとブリタニーのヘンゼル姉妹(上右図)で御陵様のように一つのからに二つの頭 という姿をしている。ヘンゼル姉妹は幼いころからメディアに良く出ていたので、御陵様の造型に影響を与えた可能性もあるのかもしれない。
ヘンゼル姉妹の場合、右半身と左半身をそれぞれが受け持つようになっていて、歩くにしても姉妹が息を合わせて行う必要があるみたいだけど、 御陵姉妹の場合、神経や感覚の繋がりとかどうなっているのか? 今後、そこらへんの描写なども出てきたりするのかな?
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